元パラリーガルの本当に役立つ法律知識

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道路を逆走、ブレーキ痕なしの事故

3/1、大阪の生野区で道路を逆走した乗用車が病院の外壁に突っ込む事故が発生しました。
少なくともおよそ60メートル手前からブレーキ痕がなかったそうですね。
痛ましいことに、高齢の女性2名が死亡してしまったようです。


ドライバーは人をはねた認識はあるとのことですが、どんな状態だったんでしょうか。
逆走の時点で異常であるのに、路面にブレーキ痕がないっていうのは、なんとも恐ろしいといいますか、、普通の精神状態ではなかったのかもしれませんね。


警察は付近の防犯カメラを分析するなどして、状況を調べてるそうですが…
なにが真実なんでしょうか、気になるところです。


ではでは、事故の話題はこの辺にしまして、ブレーキの話題が出てきたので、道路交通法の第24条、急ブレーキの禁止、について見てみましょうか。


条文は以下のとおりです。

道路交通法第24条(急ブレーキの禁止)

車両等の運転者は、危険を防止するためやむを得ない場合を除き、その車両等を急に停止させ、又はその速度を急激に減ずることとなるような急ブレーキをかけてはならない。


まぁ要は、危険回避など、本当にどうしようもない場合を除いては、急ブレーキかけちゃだめですよーっていう内容ですね。


もし、不要な急ブレーキを踏んだ場合、「急ブレーキ禁止違反」となって、違反点数2点に加えて、7,000円の反則金が科されることになります。


どうでしょう、7,000円ですか…
結構おいしい焼肉でも食べられそうですね。
じみーに痛い金額なので、みなさんは不要な急ブレーキ、踏んだらダメですよ!


まぁ不要な急ブレーキなんて、自分自身も怖いですし、なかなかあることじゃないでしょうけど、今回のようなケースではしっかりとブレーキを踏んでもらいたかったですね。。


でも本当に思うのは、ブレーキ痕もなく外壁に突っ込んでるっていうのに、車に乗っていた方って結構無事ですよね。


車体のほうは、病院前の植え込みに乗り上げていて、ボンネットや後ろのバンパーが大きく壊れていたとのことですけど…


不幸中の幸い?ではあるのかなと思いますけど、車は走る凶器とはよく言ったものです。


ドライバーのみなさんは、どうか安全運転を心がけてください!


それでは今日はこの辺で~